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税理士事務所のAI導入

責任は先生に残す

AI導入前に決める三つのこと

AIが作った回答案を、顧問先へ送る前に誰が確かめるか。先生が読むとして、どの資料と照らし合わせるか。AI導入では、下書きの先にある確認まで決めておきたいところです。

下書き → 確認 → 記録

確認の手順まで、
事務所で決める。

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日本税理士会連合会は、税理士の仕事を紹介する公開ページで、職務上知り得た秘密を守ることや、業務のデジタル化に取り組むことを説明しています。[1]その役割を日々の仕事に置き換えるため、以下では士業DXの運用案を示します。ここでいう「責任は先生に残す」は、専門的な判断と最終確認を税理士が担うという運用の考え方です。

個別案件の法的責任を一律に決めるものではありません。

入力する情報を決める

最初に、使うサービスと、入れてよい資料の範囲をそろえます。顧問先の相談記録や申告書を扱うなら、利用規約、学習への利用、保存先、共有範囲などを確認します。氏名を消しただけで入力できると判断せず、取扱条件を確かめる担当者も決めておきます。

入力前の確認

使うサービス
事務所で確認したもの
使う資料
入力してよい範囲のもの
判断に迷うとき
入力を止めて担当者へ
入力の線引きを詳しく読む →

根拠まで先生が確かめる

AIに説明文を下書きさせるときは、参照した資料と、まだ分からない点も一緒に出すようにします。確認する先生は、文章の読みやすさだけでなく、元資料の内容、適用時点、顧問先の事情と合っているかを確かめます。根拠の資料を見つけられない箇所は、そのまま回答に使わず、調べ直す項目として残します。

下書きから回答まで

  1. 01AIが下書きを出す

    参照資料と未確認事項を添える

  2. 02先生が確かめて直す

    根拠・時点・個別の事情を確認

  3. 03確認を記録して渡す

    確認済みの回答を顧問先へ

確認の経緯を残す

「確認済み」の印だけでは、次の担当者が判断をたどれません。誰が、いつ、何を見て、どこを直したかを、回答と紐づけて、事務所で定めた場所に残します。AIの下書きと確定した回答も区別し、未確認の案を送ってしまわないようにします。

回答に添える確認メモ

見た資料
資料名・版・該当箇所
直した理由
採用した判断・残る確認
確認した人
担当者・確認日

記録項目の例。実在の事務所の成果を示すものではありません。

三つを決めて、試してみる

初回は、実際の顧問先情報を使わない案内文の下書きなど、確認しやすい業務を選びます。使う資料、確認者、記録先を決めてから試し、先生が確認するための情報がそろうかを見ます。確認に必要な資料が抜けるなら、AIへの指示や渡し方を直してから対象を広げます。

始める前にそろえるもの

  • 試す業務と、使う資料
  • 確認する先生と、確認する箇所
  • 確定した回答と記録の保存先

今ある記録から、整理の入口を一緒に考えます。

御所では、どんな確認が
繰り返されていますか。

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出典

[1]日本税理士会連合会「税理士とは」

守秘義務・デジタル化の説明を参照。

この記事は、仕事の進め方を考えるための運用案です。特定の事務所の実績を紹介するものではありません。

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