たとえば、顧問先からいつもと少し違う相談が届いたとき。過去の記録を探すより、所長に聞くほうが早い。そう判断する場面はないでしょうか。
質問した人の仕事は、その場で前に進みます。一方、答えた人の仕事はいったん止まる。確認のしやすさを考えるなら、この両方を見ておきたいと思います。
01 早いのは、誰にとってか
「分からなければ聞いて」と言える関係は、大切です。ただ、同じ問いに何度も答えているなら、担当者の理解だけでなく、判断の手がかりがどこにあるかも確かめたい。
その確認は、
答えを受け取って終わるのか。
次の判断につながっているのか。
その確認は、
答えを受け取って終わり?
次の判断につながる?
02 答えより、判断の手がかり
「今回はこうする」という結論だけでは、条件が変わったときに迷います。何を見て、どこで例外と判断したのか。その手がかりまで残せれば、次に尋ねる内容も変わるはずです。
- どんな状況だったか
- 何を手がかりにしたか
- なぜ、その判断をしたか
考え方を整理した図。実際の運用事例を示すものではありません。
所長や担当者に集まっている質問のうち、共有資料で答えられるものを確かめるのが無料診断です。
03 聞ける関係は、残しておく
記録があれば、すべて自分で決められるわけではありません。新しい状況や、責任の重い判断には対話が必要です。目指したいのは質問を禁じることではなく、同じ説明を繰り返さずに済む状態です。
今日答えた問いのうち、一つだけでも。結論のそばに「なぜそう考えたか」を残してみる。事務所の判断を引き継ぐ入口は、そんな小さな記録にあるのかもしれません。
この記事について
特定の事務所の実話ではなく、仕事の進め方を考えるためのコラムです。