条文を採用するか、どんな内容へ直すかは先生が判断します。顧問先の実態や意向を確認し、事業主による決定につなげます。
AIの作業と先生の判断を分ける
| AIの作業 | 先生の判断 |
|---|---|
| 差分の抽出 | 変更の影響を確認 |
| 関連資料の検索 | 適用法令・施行日を確認 |
| 質問案の作成 | 確認する事情を決定 |
| 条文案の作成 | 採否・整合性を判断 |
| 説明文の下書き | 内容を確定し説明 |
AIに探させる資料と、条文案を作るための条件は先生が指定します。AIが出した案を、既存規程や顧問先の実態と照らし合わせ、労働条件への影響も確認します。
AIが比較を誤ったり、根拠のない条文を出したりする可能性は残ります。表の左側の作業にも、元資料との照合が必要です。
先に、使う資料の版をそろえる
厚生労働省はモデル就業規則を公開し、各事業場の実情に応じて作成するよう案内しています。モデルを使う場合も、公開日や改訂日を確認します。
現行規程、関連規程、先生が選んだ公的資料に、それぞれ日付を付けてそろえます。AIへの指示には「資料にないことは推測せず、確認事項として残す」と加えます。出てきた文章には、参照元と未確認事項を添えてもらいます。
使う資料の版をそろえる
参照資料と日付
現行規程
日付
関連規程
日付
先生が選んだ公的資料
日付
参照元
どの資料を使ったか
未確認事項
資料にないこと
資料にないことは推測せず、確認事項として残します。
相談の経緯が分かると、確認しやすくなる
以前にどんな相談があり、なぜその条文にしたのか。経緯が担当者のメールだけに残っていると、見直しのたびに聞き直すことになります。
就業規則に関する相談記録と決定事項の保存先をそろえ、誰が見られるかを決めておきます。AIに読ませる範囲は、その後に事務所で判断します。
最初は、一つの条文の確認から
既存規程の一つの条文を選び、先生が確認済みの資料と見比べるところから試します。AIが示した差分に漏れがないか、元の文章へ戻って確かめます。
条文と手続を、別に確認
条文の照合と、手続の確認
条文
元資料と照合
手続
届出の要否・意見聴取・周知など
先生が整理し、顧問先と進める
たたき台ができた段階で、業務が終わったことにはなりません。
条文の完成と、作成・変更の手続は別に確認します。届出の要否、意見聴取、周知なども先生が整理し、顧問先と進めます。たたき台ができた段階で、業務が終わったことにはなりません。